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JOOi独自調査 UI/UX本の決定版ガイド
投稿日:
2024.01.01
「ui ux 本」 と検索すると、ベストセラーからニッチな技術同人誌まで数え切れないほどヒットします。しかし、どれを読めば“いま直面している課題”を解決できるのか分からない。
これは、JOOi がヒアリングしたシニアクラスのデザイナーたちが口をそろえて語る悩みです。実装フェーズで詰まったとき、チームをリードする立場になったとき、あるいはキャリアの次の一手を考えるときなど必要な知識はフェーズごとに変わります。
そこで本記事ではJOOi 在籍クリエイターたちの独自アンケートをもとに、「読後24時間以内に行動と数字が変わる本」を一部厳選した本のご紹介を含んだ記事をご紹介します。
初心者向けの概念書から、リサーチ・設計・プロセス改善・キャリア構築に効く専門書、さらにはインスピレーションを深める思考法の書まで、“机上に開きっぱなしになる” タイトルだけをフェーズ別に紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
UI/UXデザイン初心者におすすめの入門書
なるほどデザイン

https://books.mdn.co.jp/books/3215303004/
レイアウト・余白・配色・文字を天秤やスポットライトなどの身近な比喩で説明し、感覚を根拠に変える視点を身につけられます。紙/Web/アプリの同一素材を並置して視線の流れを比較できる構成なので、媒体が変わっても崩れない情報設計の軸を理解できます。レビューで「なぜ直すのか」を言語化できるようになり、合意形成の速度を上げられます。レビューの説得力を強化したい中堅デザイナーや、若手育成の共通言語を整えたいリード職におすすめです。
ノンデザイナーズ・デザインブック

https://www.amazon.co.jp/dp/4839955557
近接・整列・反復・コントラストという四原則で画面を評価する方法を学べるため、4原則で画面を整える考え方を実務に適用できます。最新版では和文タイポグラフィが充実し、行間・字間・禁則の具体的な目安を根拠付きで確認できます。章末チェックリストに自分のUIを当てるだけで乱れが可視化され、一覧の整列や文字密度の調整を素早く進められます。画面の「整い」を再現性高く出したいWeb/アプリのデザイナーにおすすめです。
UXデザインの教科書

https://www.amazon.co.jp/dp/4621300377
調査→分析→コンセプト→要件定義→設計→プロトタイプ→評価をプロジェクトの流れに沿って理解でき、「仮説と検証」を先頭に立てる進め方へ自然に移行できます。ペルソナやカスタマージャーニーなどのワークシートをそのまま会議に出せるため、キックオフ資料の型が整い、検証計画の標準化が進みます。見た目中心の議論から脱し、意思決定の基準をUX側に寄せられます。PdM・デザイナー・リサーチャーの混成チームにおすすめです。
UXリサーチとユーザー理解のための必読書
ユーザーインタビューのやさしい教科書

https://www.amazon.co.jp/dp/4839976155
ユーザーの声を正しく引き出し、事業やサービス改善に活かすための実践ガイドです。計画、準備、実施、考察という4フェーズを体系的に解説し、オンラインインタビューのノウハウや場づくりの工夫、深掘り質問の技術も網羅。失敗しやすいポイントや改善策が具体例とともに示され、初心者は基礎から学べ、経験者はスキルを磨けます。テンプレートやサンプル資料も豊富で、現場でそのまま使える構成。UXリサーチやマーケティング、商品企画に携わるすべての人におすすめです。
ユーザビリティエンジニアリング

https://www.amazon.co.jp/dp/4274214834
被験者数と発見率の関係や課題の重み付けを理論で説明しており、小さく回して早く学ぶ検証計画を自信を持って設計できます。少人数テストの有効性を数式と事例で裏づけるため、限られたリソースでも高密度の学びを得られます。タスク設計とレポートの基準がそろい、議論の再現性が上がります。検証リソースが限られるスタートアップや、継続的に小規模スプリントを回したい運営チームにおすすめです。
リーン顧客開発

https://www.amazon.co.jp/dp/4873117216
顧客仮説を構築→計測→学習で継続検証し、インサイトを継続率・ARPPU・チャーンなどの数字に結びつける手順を具体的に学べるため、KPIへ接続する仮説検証を習慣化できます。MVPの粒度や優先順位付けが数字ベースで揺らがなくなります。施策評価が主観に寄りがちな現場でも、意思決定が透明になります。運営グロース期で利益指標とUX改善を結び付けたいPMやデザイナーにおすすめです。
UIデザインのスキルを高める実践的な本
デザイニングインターフェース

https://www.amazon.co.jp/dp/4873113164
Web・デスクトップ・モバイルといった多様なUI設計に共通する課題を、再利用可能な「デザインパターン」として体系化した実践書です。画面構成やナビゲーション、入力フォーム、フィードバックなど、ユーザー体験を高める要素を網羅し、課題解決の具体策を豊富な事例と図解で提示します。初心者には設計の基礎を体系的に学ぶ教材として、経験者にはアイデアの引き出しを増やすリファレンスとして最適です。UI/UXデザイナー、フロントエンド開発者、プロダクトマネジャーなど、ユーザー中心設計を実践する全ての人におすすめの一冊です。
スマートフォンUIデザインの新・定番

https://www.amazon.co.jp/dp/4797372303
ターゲットサイズ、片手操作、ジェスチャ、認証、通知といったモバイル固有の要件を事例と数値の両面で理解でき、到達性と誤タップ回避を数値で語る提案が可能になります。「なんとなく操作しづらい」を根拠のある改善に変えられます。生体認証や安全領域を含む導線の品質が一段上がります。アプリ改善で操作導線の確度を高めたいプロダクトデザイナーにおすすめです。
Webデザイン・スタンダード

https://www.amazon.co.jp/dp/4844367773
レイアウト・配色・モーション・アクセシビリティの四層でWeb表現を点検でき、特にモーションに意味を与える設計思想を実務へ取り入れられます。遅延・速度・距離と理解の関係が図解され、アニメーションの是非を説明できます。巻末のUXチェックリストを使うとLPや特設の改善ロードマップを短時間で描けます。マーケとUXの両視点でLPを磨きたいWebデザイナーにおすすめです。
オブジェクト指向UIデザイン

https://www.amazon.co.jp/dp/4297113511
UIを名詞と状態で設計するカードワークを通じて、タスク起点で複雑化した画面をドメインの実体に立ち返って整理できます。オブジェクトと状態遷移を共有すると仕様の曖昧さやコンポーネント重複が減ります。引き継ぎや拡張への耐性が上がり、複雑画面でも破綻しにくくなります。ダッシュボードやHUDなど情報密度の高い画面を安定運用したいチームにおすすめです。
UXデザインプロセスとデザイン思考の専門書
UXデザインプロセス
https://bnn.co.jp/products/9784802512763
調査から要件定義、情報設計、改善までを24枚のキャンバスで可視化し、会議の場にそのまま導入できます。進行台本として機能するため、会議運営とアウトプットの型がそろいます。役割間の認識合わせが進み、KPIとデザイン活動を結び付けやすくなります。組織横断でプロセス言語を統一したいUXマネージャーにおすすめです。
デザイン思考の授業

https://www.amazon.co.jp/dp/4532199948
Empathize→Define→Ideate→Prototype→Testを実践ワークに落とし込み、問題定義を深くやり直す習慣を身につけられます。問いの質を上げることで解決策の質を底上げでき、発散と収束の切り替えが滑らかになります。合意形成のスピードが上がり、検証の回転数も上がります。新機能の方向性で議論が散りがちなチームにおすすめです。
SPRINT/スプリント

https://www.amazon.co.jp/dp/447806699X
5日間検証の進行台本を役割分担・時間割・意思決定の仕組みまで具体化しており、検証までの距離を最短にする運用を実装できます。会議過多を是正しながら、意思決定の透明性を高められます。限られた日程でも顧客検証まで到達できるため、企画の停滞を防げます。意思決定が遅れがちな中規模以上のプロダクト組織におすすめです。
UI/UXデザイナーのキャリアアップ・思考法の本
すべての仕事はデザインから始まる。-失敗しないデザイン発注-

https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784295408543
発注側の混沌を質問リストと意思決定フローで整える方法を学べるため、曖昧な相談を要件へ再構成できます。初動の合意が安定し、手戻りや見積もりのブレを抑えられます。提案書の説得力が増し、進行のリスクを早期に下げられます。RFP前の相談対応や要件定義も担うリードデザイナーやPMにおすすめです。
センスは知識からはじまる

https://www.amazon.co.jp/dp/4022511745
センスを判断基準のデータベースとして鍛える方法を学べ、短いサイクルでインプットをアウトプットへ変換する習慣を身につけられます。日常の観察を言語化できるようになり、レビューの基準をチームで共有できます。蓄積された判断基準が意思決定の速度と品質を底上げします。審美眼の言語化に課題を感じるデザインチームにおすすめです。
デザインの伝え方

https://www.amazon.co.jp/dp/4873117798
結論→根拠→代替案の逆ピラミッドで説明を組み立て、資料一枚=意思決定一回の原則で合意形成を加速できます。非デザイナーにも通じる資料が作れるので、承認の往復回数を減らせます。レビューのすれ違いが減り、決裁までのリードタイムを短縮できます。社内外の承認プロセスを速くしたいリードやディレクターにおすすめです。
原研哉の仕事

https://www.amazon.co.jp/dp/4416521286
大規模ブランドの概念を形象化するプロセスをスケッチから最終アウトプットまで辿り、引き算の設計の精度を高められます。最小限の造形で最大の意味を伝える判断が磨かれ、世界観の核を見抜けるようになります。キービジュアルの方向性を言語で合意しやすくなります。ビジュアルトーンの芯を言語化したいアートディレクターにおすすめです。
日本という方法

https://www.amazon.co.jp/dp/4140910674
日本文化を編集工学で読み解き、デザインを翻訳として捉える視座を得られます。装飾や物語に文化的な芯を通し、海外文脈でも説得力を持たせる判断ができるようになります。ローカルの文脈をUIやブランド体験へ自然に織り込めます。地域性や伝統モチーフを現代のプロダクトへ溶け込ませたいチームにおすすめです。
読書を成果につなげる3ステップ
読書を成果につなげる3ステップ―「読む→試す→共有する」を習慣化する
まずは本を開き、付箋やハイライトで「明日すぐに試せそうだ」と感じたページや図版に印をつけます。大切なのは“読むそばから実務に引き寄せる視点”を忘れないことです。読み終えたら熱が冷めないうちに、24 時間以内を目安に小さな実験を設定しましょう。たとえば、チェックリストをそのままミーティングで使ってみる、ワークシートを Notion に写経してチームに共有する、といった“10〜30 分で着手できるタスク”が理想です。実践後は得られた気づきや数値変化をメモに整理し、Slack などで仲間に共有してください。第三者からのフィードバックが加わることで、自分だけの学びが組織全体のナレッジへと昇華し、再現性の高い方法論として定着します。この循環を1冊読むごとに回していけば、インプットは短期間でチームの競争力へ転換されるはずです。
得た知識を活用できる案件事例
ソーシャルゲーム|HUD設計リード
コンシューマ RPG|メニュー UI リニューアル
eSports 観戦アプリ|UX リサーチ & AB テスト
SaaS 4社横断|デザインシステム構築
まとめ
UI/UXデザインの知識は、単に新しい技術やツールを知るだけでなく、日々の業務にどう活かすかで真価が発揮されます。本記事で紹介した書籍は、JOOi登録デザイナーの現場知見に基づき、基礎から応用、リサーチ、設計、キャリア構築まで幅広くカバーしています。
重要なのは、読んだ内容を翌日から試すこと、そしてチームで共有してナレッジに変えることです。これにより、個人の学びが組織の競争力となり、プロジェクト全体の質が底上げされます。
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2024.01.01
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これは、JOOi がヒアリングしたシニアクラスのデザイナーたちが口をそろえて語る悩みです。実装フェーズで詰まったとき、チームをリードする立場になったとき、あるいはキャリアの次の一手を考えるときなど必要な知識はフェーズごとに変わります。
そこで本記事ではJOOi 在籍クリエイターたちの独自アンケートをもとに、「読後24時間以内に行動と数字が変わる本」を一部厳選した本のご紹介を含んだ記事をご紹介します。
初心者向けの概念書から、リサーチ・設計・プロセス改善・キャリア構築に効く専門書、さらにはインスピレーションを深める思考法の書まで、“机上に開きっぱなしになる” タイトルだけをフェーズ別に紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
UI/UXデザイン初心者におすすめの入門書
なるほどデザイン

https://books.mdn.co.jp/books/3215303004/
レイアウト・余白・配色・文字を天秤やスポットライトなどの身近な比喩で説明し、感覚を根拠に変える視点を身につけられます。紙/Web/アプリの同一素材を並置して視線の流れを比較できる構成なので、媒体が変わっても崩れない情報設計の軸を理解できます。レビューで「なぜ直すのか」を言語化できるようになり、合意形成の速度を上げられます。レビューの説得力を強化したい中堅デザイナーや、若手育成の共通言語を整えたいリード職におすすめです。
ノンデザイナーズ・デザインブック

https://www.amazon.co.jp/dp/4839955557
近接・整列・反復・コントラストという四原則で画面を評価する方法を学べるため、4原則で画面を整える考え方を実務に適用できます。最新版では和文タイポグラフィが充実し、行間・字間・禁則の具体的な目安を根拠付きで確認できます。章末チェックリストに自分のUIを当てるだけで乱れが可視化され、一覧の整列や文字密度の調整を素早く進められます。画面の「整い」を再現性高く出したいWeb/アプリのデザイナーにおすすめです。
UXデザインの教科書

https://www.amazon.co.jp/dp/4621300377
調査→分析→コンセプト→要件定義→設計→プロトタイプ→評価をプロジェクトの流れに沿って理解でき、「仮説と検証」を先頭に立てる進め方へ自然に移行できます。ペルソナやカスタマージャーニーなどのワークシートをそのまま会議に出せるため、キックオフ資料の型が整い、検証計画の標準化が進みます。見た目中心の議論から脱し、意思決定の基準をUX側に寄せられます。PdM・デザイナー・リサーチャーの混成チームにおすすめです。
UXリサーチとユーザー理解のための必読書
ユーザーインタビューのやさしい教科書

https://www.amazon.co.jp/dp/4839976155
ユーザーの声を正しく引き出し、事業やサービス改善に活かすための実践ガイドです。計画、準備、実施、考察という4フェーズを体系的に解説し、オンラインインタビューのノウハウや場づくりの工夫、深掘り質問の技術も網羅。失敗しやすいポイントや改善策が具体例とともに示され、初心者は基礎から学べ、経験者はスキルを磨けます。テンプレートやサンプル資料も豊富で、現場でそのまま使える構成。UXリサーチやマーケティング、商品企画に携わるすべての人におすすめです。
ユーザビリティエンジニアリング

https://www.amazon.co.jp/dp/4274214834
被験者数と発見率の関係や課題の重み付けを理論で説明しており、小さく回して早く学ぶ検証計画を自信を持って設計できます。少人数テストの有効性を数式と事例で裏づけるため、限られたリソースでも高密度の学びを得られます。タスク設計とレポートの基準がそろい、議論の再現性が上がります。検証リソースが限られるスタートアップや、継続的に小規模スプリントを回したい運営チームにおすすめです。
リーン顧客開発

https://www.amazon.co.jp/dp/4873117216
顧客仮説を構築→計測→学習で継続検証し、インサイトを継続率・ARPPU・チャーンなどの数字に結びつける手順を具体的に学べるため、KPIへ接続する仮説検証を習慣化できます。MVPの粒度や優先順位付けが数字ベースで揺らがなくなります。施策評価が主観に寄りがちな現場でも、意思決定が透明になります。運営グロース期で利益指標とUX改善を結び付けたいPMやデザイナーにおすすめです。
UIデザインのスキルを高める実践的な本
デザイニングインターフェース

https://www.amazon.co.jp/dp/4873113164
Web・デスクトップ・モバイルといった多様なUI設計に共通する課題を、再利用可能な「デザインパターン」として体系化した実践書です。画面構成やナビゲーション、入力フォーム、フィードバックなど、ユーザー体験を高める要素を網羅し、課題解決の具体策を豊富な事例と図解で提示します。初心者には設計の基礎を体系的に学ぶ教材として、経験者にはアイデアの引き出しを増やすリファレンスとして最適です。UI/UXデザイナー、フロントエンド開発者、プロダクトマネジャーなど、ユーザー中心設計を実践する全ての人におすすめの一冊です。
スマートフォンUIデザインの新・定番

https://www.amazon.co.jp/dp/4797372303
ターゲットサイズ、片手操作、ジェスチャ、認証、通知といったモバイル固有の要件を事例と数値の両面で理解でき、到達性と誤タップ回避を数値で語る提案が可能になります。「なんとなく操作しづらい」を根拠のある改善に変えられます。生体認証や安全領域を含む導線の品質が一段上がります。アプリ改善で操作導線の確度を高めたいプロダクトデザイナーにおすすめです。
Webデザイン・スタンダード

https://www.amazon.co.jp/dp/4844367773
レイアウト・配色・モーション・アクセシビリティの四層でWeb表現を点検でき、特にモーションに意味を与える設計思想を実務へ取り入れられます。遅延・速度・距離と理解の関係が図解され、アニメーションの是非を説明できます。巻末のUXチェックリストを使うとLPや特設の改善ロードマップを短時間で描けます。マーケとUXの両視点でLPを磨きたいWebデザイナーにおすすめです。
オブジェクト指向UIデザイン

https://www.amazon.co.jp/dp/4297113511
UIを名詞と状態で設計するカードワークを通じて、タスク起点で複雑化した画面をドメインの実体に立ち返って整理できます。オブジェクトと状態遷移を共有すると仕様の曖昧さやコンポーネント重複が減ります。引き継ぎや拡張への耐性が上がり、複雑画面でも破綻しにくくなります。ダッシュボードやHUDなど情報密度の高い画面を安定運用したいチームにおすすめです。
UXデザインプロセスとデザイン思考の専門書
UXデザインプロセス
https://bnn.co.jp/products/9784802512763
調査から要件定義、情報設計、改善までを24枚のキャンバスで可視化し、会議の場にそのまま導入できます。進行台本として機能するため、会議運営とアウトプットの型がそろいます。役割間の認識合わせが進み、KPIとデザイン活動を結び付けやすくなります。組織横断でプロセス言語を統一したいUXマネージャーにおすすめです。
デザイン思考の授業

https://www.amazon.co.jp/dp/4532199948
Empathize→Define→Ideate→Prototype→Testを実践ワークに落とし込み、問題定義を深くやり直す習慣を身につけられます。問いの質を上げることで解決策の質を底上げでき、発散と収束の切り替えが滑らかになります。合意形成のスピードが上がり、検証の回転数も上がります。新機能の方向性で議論が散りがちなチームにおすすめです。
SPRINT/スプリント

https://www.amazon.co.jp/dp/447806699X
5日間検証の進行台本を役割分担・時間割・意思決定の仕組みまで具体化しており、検証までの距離を最短にする運用を実装できます。会議過多を是正しながら、意思決定の透明性を高められます。限られた日程でも顧客検証まで到達できるため、企画の停滞を防げます。意思決定が遅れがちな中規模以上のプロダクト組織におすすめです。
UI/UXデザイナーのキャリアアップ・思考法の本
すべての仕事はデザインから始まる。-失敗しないデザイン発注-

https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784295408543
発注側の混沌を質問リストと意思決定フローで整える方法を学べるため、曖昧な相談を要件へ再構成できます。初動の合意が安定し、手戻りや見積もりのブレを抑えられます。提案書の説得力が増し、進行のリスクを早期に下げられます。RFP前の相談対応や要件定義も担うリードデザイナーやPMにおすすめです。
センスは知識からはじまる

https://www.amazon.co.jp/dp/4022511745
センスを判断基準のデータベースとして鍛える方法を学べ、短いサイクルでインプットをアウトプットへ変換する習慣を身につけられます。日常の観察を言語化できるようになり、レビューの基準をチームで共有できます。蓄積された判断基準が意思決定の速度と品質を底上げします。審美眼の言語化に課題を感じるデザインチームにおすすめです。
デザインの伝え方

https://www.amazon.co.jp/dp/4873117798
結論→根拠→代替案の逆ピラミッドで説明を組み立て、資料一枚=意思決定一回の原則で合意形成を加速できます。非デザイナーにも通じる資料が作れるので、承認の往復回数を減らせます。レビューのすれ違いが減り、決裁までのリードタイムを短縮できます。社内外の承認プロセスを速くしたいリードやディレクターにおすすめです。
原研哉の仕事

https://www.amazon.co.jp/dp/4416521286
大規模ブランドの概念を形象化するプロセスをスケッチから最終アウトプットまで辿り、引き算の設計の精度を高められます。最小限の造形で最大の意味を伝える判断が磨かれ、世界観の核を見抜けるようになります。キービジュアルの方向性を言語で合意しやすくなります。ビジュアルトーンの芯を言語化したいアートディレクターにおすすめです。
日本という方法

https://www.amazon.co.jp/dp/4140910674
日本文化を編集工学で読み解き、デザインを翻訳として捉える視座を得られます。装飾や物語に文化的な芯を通し、海外文脈でも説得力を持たせる判断ができるようになります。ローカルの文脈をUIやブランド体験へ自然に織り込めます。地域性や伝統モチーフを現代のプロダクトへ溶け込ませたいチームにおすすめです。
読書を成果につなげる3ステップ
読書を成果につなげる3ステップ―「読む→試す→共有する」を習慣化する
まずは本を開き、付箋やハイライトで「明日すぐに試せそうだ」と感じたページや図版に印をつけます。大切なのは“読むそばから実務に引き寄せる視点”を忘れないことです。読み終えたら熱が冷めないうちに、24 時間以内を目安に小さな実験を設定しましょう。たとえば、チェックリストをそのままミーティングで使ってみる、ワークシートを Notion に写経してチームに共有する、といった“10〜30 分で着手できるタスク”が理想です。実践後は得られた気づきや数値変化をメモに整理し、Slack などで仲間に共有してください。第三者からのフィードバックが加わることで、自分だけの学びが組織全体のナレッジへと昇華し、再現性の高い方法論として定着します。この循環を1冊読むごとに回していけば、インプットは短期間でチームの競争力へ転換されるはずです。
得た知識を活用できる案件事例
ソーシャルゲーム|HUD設計リード
コンシューマ RPG|メニュー UI リニューアル
eSports 観戦アプリ|UX リサーチ & AB テスト
SaaS 4社横断|デザインシステム構築
まとめ
UI/UXデザインの知識は、単に新しい技術やツールを知るだけでなく、日々の業務にどう活かすかで真価が発揮されます。本記事で紹介した書籍は、JOOi登録デザイナーの現場知見に基づき、基礎から応用、リサーチ、設計、キャリア構築まで幅広くカバーしています。
重要なのは、読んだ内容を翌日から試すこと、そしてチームで共有してナレッジに変えることです。これにより、個人の学びが組織の競争力となり、プロジェクト全体の質が底上げされます。
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投稿日:
2024.01.01
「ui ux 本」 と検索すると、ベストセラーからニッチな技術同人誌まで数え切れないほどヒットします。しかし、どれを読めば“いま直面している課題”を解決できるのか分からない。
これは、JOOi がヒアリングしたシニアクラスのデザイナーたちが口をそろえて語る悩みです。実装フェーズで詰まったとき、チームをリードする立場になったとき、あるいはキャリアの次の一手を考えるときなど必要な知識はフェーズごとに変わります。
そこで本記事ではJOOi 在籍クリエイターたちの独自アンケートをもとに、「読後24時間以内に行動と数字が変わる本」を一部厳選した本のご紹介を含んだ記事をご紹介します。
初心者向けの概念書から、リサーチ・設計・プロセス改善・キャリア構築に効く専門書、さらにはインスピレーションを深める思考法の書まで、“机上に開きっぱなしになる” タイトルだけをフェーズ別に紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
UI/UXデザイン初心者におすすめの入門書
なるほどデザイン

https://books.mdn.co.jp/books/3215303004/
レイアウト・余白・配色・文字を天秤やスポットライトなどの身近な比喩で説明し、感覚を根拠に変える視点を身につけられます。紙/Web/アプリの同一素材を並置して視線の流れを比較できる構成なので、媒体が変わっても崩れない情報設計の軸を理解できます。レビューで「なぜ直すのか」を言語化できるようになり、合意形成の速度を上げられます。レビューの説得力を強化したい中堅デザイナーや、若手育成の共通言語を整えたいリード職におすすめです。
ノンデザイナーズ・デザインブック

https://www.amazon.co.jp/dp/4839955557
近接・整列・反復・コントラストという四原則で画面を評価する方法を学べるため、4原則で画面を整える考え方を実務に適用できます。最新版では和文タイポグラフィが充実し、行間・字間・禁則の具体的な目安を根拠付きで確認できます。章末チェックリストに自分のUIを当てるだけで乱れが可視化され、一覧の整列や文字密度の調整を素早く進められます。画面の「整い」を再現性高く出したいWeb/アプリのデザイナーにおすすめです。
UXデザインの教科書

https://www.amazon.co.jp/dp/4621300377
調査→分析→コンセプト→要件定義→設計→プロトタイプ→評価をプロジェクトの流れに沿って理解でき、「仮説と検証」を先頭に立てる進め方へ自然に移行できます。ペルソナやカスタマージャーニーなどのワークシートをそのまま会議に出せるため、キックオフ資料の型が整い、検証計画の標準化が進みます。見た目中心の議論から脱し、意思決定の基準をUX側に寄せられます。PdM・デザイナー・リサーチャーの混成チームにおすすめです。
UXリサーチとユーザー理解のための必読書
ユーザーインタビューのやさしい教科書

https://www.amazon.co.jp/dp/4839976155
ユーザーの声を正しく引き出し、事業やサービス改善に活かすための実践ガイドです。計画、準備、実施、考察という4フェーズを体系的に解説し、オンラインインタビューのノウハウや場づくりの工夫、深掘り質問の技術も網羅。失敗しやすいポイントや改善策が具体例とともに示され、初心者は基礎から学べ、経験者はスキルを磨けます。テンプレートやサンプル資料も豊富で、現場でそのまま使える構成。UXリサーチやマーケティング、商品企画に携わるすべての人におすすめです。
ユーザビリティエンジニアリング

https://www.amazon.co.jp/dp/4274214834
被験者数と発見率の関係や課題の重み付けを理論で説明しており、小さく回して早く学ぶ検証計画を自信を持って設計できます。少人数テストの有効性を数式と事例で裏づけるため、限られたリソースでも高密度の学びを得られます。タスク設計とレポートの基準がそろい、議論の再現性が上がります。検証リソースが限られるスタートアップや、継続的に小規模スプリントを回したい運営チームにおすすめです。
リーン顧客開発

https://www.amazon.co.jp/dp/4873117216
顧客仮説を構築→計測→学習で継続検証し、インサイトを継続率・ARPPU・チャーンなどの数字に結びつける手順を具体的に学べるため、KPIへ接続する仮説検証を習慣化できます。MVPの粒度や優先順位付けが数字ベースで揺らがなくなります。施策評価が主観に寄りがちな現場でも、意思決定が透明になります。運営グロース期で利益指標とUX改善を結び付けたいPMやデザイナーにおすすめです。
UIデザインのスキルを高める実践的な本
デザイニングインターフェース

https://www.amazon.co.jp/dp/4873113164
Web・デスクトップ・モバイルといった多様なUI設計に共通する課題を、再利用可能な「デザインパターン」として体系化した実践書です。画面構成やナビゲーション、入力フォーム、フィードバックなど、ユーザー体験を高める要素を網羅し、課題解決の具体策を豊富な事例と図解で提示します。初心者には設計の基礎を体系的に学ぶ教材として、経験者にはアイデアの引き出しを増やすリファレンスとして最適です。UI/UXデザイナー、フロントエンド開発者、プロダクトマネジャーなど、ユーザー中心設計を実践する全ての人におすすめの一冊です。
スマートフォンUIデザインの新・定番

https://www.amazon.co.jp/dp/4797372303
ターゲットサイズ、片手操作、ジェスチャ、認証、通知といったモバイル固有の要件を事例と数値の両面で理解でき、到達性と誤タップ回避を数値で語る提案が可能になります。「なんとなく操作しづらい」を根拠のある改善に変えられます。生体認証や安全領域を含む導線の品質が一段上がります。アプリ改善で操作導線の確度を高めたいプロダクトデザイナーにおすすめです。
Webデザイン・スタンダード

https://www.amazon.co.jp/dp/4844367773
レイアウト・配色・モーション・アクセシビリティの四層でWeb表現を点検でき、特にモーションに意味を与える設計思想を実務へ取り入れられます。遅延・速度・距離と理解の関係が図解され、アニメーションの是非を説明できます。巻末のUXチェックリストを使うとLPや特設の改善ロードマップを短時間で描けます。マーケとUXの両視点でLPを磨きたいWebデザイナーにおすすめです。
オブジェクト指向UIデザイン

https://www.amazon.co.jp/dp/4297113511
UIを名詞と状態で設計するカードワークを通じて、タスク起点で複雑化した画面をドメインの実体に立ち返って整理できます。オブジェクトと状態遷移を共有すると仕様の曖昧さやコンポーネント重複が減ります。引き継ぎや拡張への耐性が上がり、複雑画面でも破綻しにくくなります。ダッシュボードやHUDなど情報密度の高い画面を安定運用したいチームにおすすめです。
UXデザインプロセスとデザイン思考の専門書
UXデザインプロセス
https://bnn.co.jp/products/9784802512763
調査から要件定義、情報設計、改善までを24枚のキャンバスで可視化し、会議の場にそのまま導入できます。進行台本として機能するため、会議運営とアウトプットの型がそろいます。役割間の認識合わせが進み、KPIとデザイン活動を結び付けやすくなります。組織横断でプロセス言語を統一したいUXマネージャーにおすすめです。
デザイン思考の授業

https://www.amazon.co.jp/dp/4532199948
Empathize→Define→Ideate→Prototype→Testを実践ワークに落とし込み、問題定義を深くやり直す習慣を身につけられます。問いの質を上げることで解決策の質を底上げでき、発散と収束の切り替えが滑らかになります。合意形成のスピードが上がり、検証の回転数も上がります。新機能の方向性で議論が散りがちなチームにおすすめです。
SPRINT/スプリント

https://www.amazon.co.jp/dp/447806699X
5日間検証の進行台本を役割分担・時間割・意思決定の仕組みまで具体化しており、検証までの距離を最短にする運用を実装できます。会議過多を是正しながら、意思決定の透明性を高められます。限られた日程でも顧客検証まで到達できるため、企画の停滞を防げます。意思決定が遅れがちな中規模以上のプロダクト組織におすすめです。
UI/UXデザイナーのキャリアアップ・思考法の本
すべての仕事はデザインから始まる。-失敗しないデザイン発注-

https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784295408543
発注側の混沌を質問リストと意思決定フローで整える方法を学べるため、曖昧な相談を要件へ再構成できます。初動の合意が安定し、手戻りや見積もりのブレを抑えられます。提案書の説得力が増し、進行のリスクを早期に下げられます。RFP前の相談対応や要件定義も担うリードデザイナーやPMにおすすめです。
センスは知識からはじまる

https://www.amazon.co.jp/dp/4022511745
センスを判断基準のデータベースとして鍛える方法を学べ、短いサイクルでインプットをアウトプットへ変換する習慣を身につけられます。日常の観察を言語化できるようになり、レビューの基準をチームで共有できます。蓄積された判断基準が意思決定の速度と品質を底上げします。審美眼の言語化に課題を感じるデザインチームにおすすめです。
デザインの伝え方

https://www.amazon.co.jp/dp/4873117798
結論→根拠→代替案の逆ピラミッドで説明を組み立て、資料一枚=意思決定一回の原則で合意形成を加速できます。非デザイナーにも通じる資料が作れるので、承認の往復回数を減らせます。レビューのすれ違いが減り、決裁までのリードタイムを短縮できます。社内外の承認プロセスを速くしたいリードやディレクターにおすすめです。
原研哉の仕事

https://www.amazon.co.jp/dp/4416521286
大規模ブランドの概念を形象化するプロセスをスケッチから最終アウトプットまで辿り、引き算の設計の精度を高められます。最小限の造形で最大の意味を伝える判断が磨かれ、世界観の核を見抜けるようになります。キービジュアルの方向性を言語で合意しやすくなります。ビジュアルトーンの芯を言語化したいアートディレクターにおすすめです。
日本という方法

https://www.amazon.co.jp/dp/4140910674
日本文化を編集工学で読み解き、デザインを翻訳として捉える視座を得られます。装飾や物語に文化的な芯を通し、海外文脈でも説得力を持たせる判断ができるようになります。ローカルの文脈をUIやブランド体験へ自然に織り込めます。地域性や伝統モチーフを現代のプロダクトへ溶け込ませたいチームにおすすめです。
読書を成果につなげる3ステップ
読書を成果につなげる3ステップ―「読む→試す→共有する」を習慣化する
まずは本を開き、付箋やハイライトで「明日すぐに試せそうだ」と感じたページや図版に印をつけます。大切なのは“読むそばから実務に引き寄せる視点”を忘れないことです。読み終えたら熱が冷めないうちに、24 時間以内を目安に小さな実験を設定しましょう。たとえば、チェックリストをそのままミーティングで使ってみる、ワークシートを Notion に写経してチームに共有する、といった“10〜30 分で着手できるタスク”が理想です。実践後は得られた気づきや数値変化をメモに整理し、Slack などで仲間に共有してください。第三者からのフィードバックが加わることで、自分だけの学びが組織全体のナレッジへと昇華し、再現性の高い方法論として定着します。この循環を1冊読むごとに回していけば、インプットは短期間でチームの競争力へ転換されるはずです。
得た知識を活用できる案件事例
ソーシャルゲーム|HUD設計リード
コンシューマ RPG|メニュー UI リニューアル
eSports 観戦アプリ|UX リサーチ & AB テスト
SaaS 4社横断|デザインシステム構築
まとめ
UI/UXデザインの知識は、単に新しい技術やツールを知るだけでなく、日々の業務にどう活かすかで真価が発揮されます。本記事で紹介した書籍は、JOOi登録デザイナーの現場知見に基づき、基礎から応用、リサーチ、設計、キャリア構築まで幅広くカバーしています。
重要なのは、読んだ内容を翌日から試すこと、そしてチームで共有してナレッジに変えることです。これにより、個人の学びが組織の競争力となり、プロジェクト全体の質が底上げされます。
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