
カテゴリ
UI/UXデザイナーのスキルアップと人脈形成のためデザインに参加できるデザインコミュニティを紹介
投稿日:
2024.01.01
UI/UXデザイナーは、独学だけでは成長が頭打ちになる場面に直面します。そうしたときに役立つのが UI/UXデザインコミュニティ です。コミュニティに参加すると、イベントで最新の知見を取り入れたり、SlackやDiscordで継続的に質問やレビューを受けたりしながら、翌週の業務にすぐ反映できます。このサイクルを毎月のように回すことで、設計の精度やスピードは確実に向上していきます。この記事では、国内・国際・ツール別の代表的なコミュニティを「参加方法」「主な活動形式」「向いている人」の観点で整理しました。
ぜひ最後までご覧ください。
UI/UXデザインコミュニティの重要性と価値
デザイナーの成長における課題
書籍や動画で学ぶだけでは、判断の妥当性を検証する「他者の視点」が不足しがちです。特に中級以上のUI/UXデザイナーは、要件→仮説→検証→改善のサイクルを短く回すために、レビューの設計そのものが欠かせません。レビューの質を高める方法については近年の研究でも議論が進んでいて、例えばUIコンポーネントや色・コントラストといった視覚要素ごとにコメントを整理すると、学習成果がより高まることが示されています。学びを成果につなげるには、自分が意図したポイントを的確に見てもらえる環境を選び、定期的にフィードバックを受けることが大切です。

コミュニティ参加のメリット
スキルアップ
人脈形成
情報収集
モチベーション維持
業界情報とトレンドの共有

大型カンファレンスや実務者Meetupでは、UX×事業戦略、Design System、GenAI活用など、明日から試せるテーマが集中的に扱われます。たとえば「UX DAYS TOKYO 2025」では3/28–30でカンファレンス+ワークショップが編成され、現場直結のセッションが提供されました。こうした“最新知のまとめ取り”は、個人の探索時間を圧縮してくれます。
国内の主要UI/UXデザインコミュニティ
UX DAYS TOKYO
概要:国内最大級のUXカンファレンス。毎年、海外登壇者の知見と実践的ワークショップを組み合わせた構成です。
主な形式:Conference/Workshop(同時通訳や字幕の回もあり)。
参加方法:公式サイトからチケット購入。
向いている人:プロダクトマネジメントとUXの接点を深掘りしたい人、短期間で一次情報を取り込みたい人。
BONO(ボノ)
概要:「プロと学べる」を掲げるUI/UXコミュニティ。動画とコミュニティ運営を組み合わせ、思考過程を可視化→手を動かす→フィードバックまでを一気通貫で学べます。
主な形式:動画教材、ライブ配信、SlackでのQ&A・レビュー、勉強会。
参加方法:公式LPから月額で参加。
向いている人:独学から実務レベルへギャップを埋めたい人、具体的な設計プロセスを“見て盗む”スタイルで伸ばしたい人。背景や設計思想は運営者のnoteが参考になります。
UI Crunch
概要:2014年にDeNA×Goodpatchが発足したUI特化のコミュニティ。公共領域や経営×デザインなど、現場に持ち帰れるテーマが多い場です。
主な形式:トークイベント/パネル/ワークショップ(connpassで告知)。
参加方法:connpassのUI Crunchグループから登録。
向いている人:UIの意思決定やチーム設計のリアルを掴みたい人。発足の背景や初回レポートはGoodpatch公式ブログが参考になります。
デイトラコミュニティ
概要:「デイトラ」受講生向けの会員制コミュニティ。毎月のウェビナー+アーカイブ見放題、営業支援など学習→案件化までの導線が整っています。
主な形式:オンライン勉強会、アーカイブ、自習室など。
参加方法:受講後に月額コミュニティに加入。詳細は公式ページを確認してください。
向いている人:反復学習で成果を積み上げたい人、コミュニティ経由の案件化を狙う人。
JOOiのオフライン勉強会・デザイナー交流会(追記)
概要:JOOiは、オフラインの実践勉強会や交流会を不定期開催しています。テーマはAI×デザインの実務活用、制作フローの最適化など、翌週の業務に直結しやすい内容が中心です。
主な形式:ハンズオン+ネットワーキング、ケース共有。
参加方法:JOOiのご案内や各種告知からお申し込みください。
向いている人:“学び→現場適用”のスピードを上げたい中級〜リードクラス。社内外の実務者と交流しながら、設計の勘所を磨きたい方。
国際的なデザインコミュニティ
CREATIVE TOKYO
概要:東京最大級の国際・バイリンガルコミュニティ。英日両言語でMeetupを開催し、Slackで日常的な交流ができます。
主な形式:Meetup/トーク/求人・プロジェクト掲示。
参加方法:Meetupまたは公式のSlack経由で参加。
向いている人:英語の現場文脈を取り込みつつ、東京で越境人脈を広げたい人。
Designer Hangout
概要:世界規模のUXデザイナー/リサーチャーコミュニティ。23,000+のメンバーがSlackで議論・求人・メンタリングの情報を交換しています。
主な形式:Slack、メンター制度、各種イベント。
参加方法:公式サイトから申請。
向いている人:海外の設計思想やキャリア情報を高速で取り込みたい人。
IxDA(Interaction Design Association)
概要:インタラクションデザインの国際コミュニティ。2024年に米国非営利法人としての活動終了が公式発表されましたが、ローカルグループは継続と明言されています。
主な形式:各地のローカルイベント、オンライン交流。
参加方法:IxDA公式のNewsとLocal Groupsを確認して、地域チャプターに参加。
向いている人:HCI/インタラクションの原典的議論に触れたい人、ローカルの実践コミュニティで学びたい人。
ツール・プラットフォーム別コミュニティ
Friends of Figma
概要:Figma公式のユーザーグループ網。Tokyo(JP/EN)をはじめ各地で勉強会とネットワーキングが定期開催されています。
主な形式:Meetup/ハンズオン/オンライン配信(アーカイブ提供の回もあり)。
参加方法:Friends of Figmaの地域ページから登録。大阪チャプターは2025/01/11の開催実績が公開されています。
向いている人:Design System/FigJam/プロトタイピングのベストプラクティスを実務連動で学びたい人。
STUDIOコミュニティ
概要:国産ノーコード「STUDIO」のユーザーコミュニティ。2023/02/16にSlackからCircleへ移行し、イベントや要望投稿などの導線が整理されました。
主な形式:オンライン/オフラインのイベント、プロダクト要望の共有、Q&A。
参加方法:コミュニティポータルから登録。イベントスケジュールが公開されています。
向いている人:ノーコード実装×UI設計をチームに広げたい人、ユーザー同士の知見交換で運用を磨きたい人。
Adobe Creative Community(ユーザーグループ)
概要:Adobe製品のユーザーグループや日本語コミュニティが、定期的な勉強会やフォーラム運営を行っています(例:Adobe XD User Group Tokyo、Adobe Support Community(日本語))。
主な形式:勉強会(connpass/Facebook)、フォーラムでのQ&A。
参加方法:各ユーザーグループ/公式コミュニティから参加。
向いている人:Photoshop/Illustrator/After Effects/XDなど、製品横断のワークフローを最適化したい人。
コミュニティの選び方と参加基準
自分のレベルと目標の明確化
まず数値KPIを置きます。例:PRD→UIデリバリーのリードタイムを-20%、定性→UI改善サイクルを4週→2週、CVRを+1.0pt。ワークショップ中心の場は反復練習に効き、登壇中心の場は視座の拡張に効きます。過去テーマや登壇者の職域、イベント構成比(LT/Panel/Workshop)をチェックして、KPIとの相性を見極めましょう。
有料・無料コミュニティの比較
無料は参加障壁が低く、まず雰囲気を掴むのに向いています。月額/年額の有料は、レビューの頻度・誰が見るか・アーカイブの利便性・メンタリング有無で価値が大きく変わります。BONOは「動画×コミュニティ」で即実務に転写しやすい構成、デイトラコミュニティは毎月のウェビナーとアーカイブで反復学習を支えます。自分のKPIに対して月あたり何回のアウトプット機会とレビュー接点が確保できるかを計算してみてください。
活動頻度と参加しやすさの評価
参加前に、直近3か月の開催実績/年間回数/参加導線を確認します。Friends of Figmaは各地で定期開催、CREATIVE TOKYOはMeetupとSlackの導線が明快、STUDIOコミュニティはカレンダーで予定を公開しています。更新の“新しさ”は、そのままコミュニティの熱量に直結します。
まとめ
UI/UXデザインのコミュニティは、個人の学習効率とチームの成果を同時に高められる場です。選ぶときは以下を確認すると良いでしょう。
レビューの質と頻度(誰が、どのくらいの粒度でフィードバックしているか)
継続性(最近も開催されているか、過去のアーカイブが残っているか)
形式(ワークショップ、登壇、レビュー体制などKPIに直結する仕組みがあるか)
国内では UX DAYS TOKYO/UI Crunch/デイトラ/JOOiの勉強会、海外や国際系は CREATIVE TOKYO/Designer Hangout/IxDA、ツール軸なら Friends of Figma/STUDIO/Adobeユーザーグループ が入り口としておすすめです。
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投稿日:
2024.01.01
UI/UXデザイナーは、独学だけでは成長が頭打ちになる場面に直面します。そうしたときに役立つのが UI/UXデザインコミュニティ です。コミュニティに参加すると、イベントで最新の知見を取り入れたり、SlackやDiscordで継続的に質問やレビューを受けたりしながら、翌週の業務にすぐ反映できます。このサイクルを毎月のように回すことで、設計の精度やスピードは確実に向上していきます。この記事では、国内・国際・ツール別の代表的なコミュニティを「参加方法」「主な活動形式」「向いている人」の観点で整理しました。
ぜひ最後までご覧ください。
UI/UXデザインコミュニティの重要性と価値
デザイナーの成長における課題
書籍や動画で学ぶだけでは、判断の妥当性を検証する「他者の視点」が不足しがちです。特に中級以上のUI/UXデザイナーは、要件→仮説→検証→改善のサイクルを短く回すために、レビューの設計そのものが欠かせません。レビューの質を高める方法については近年の研究でも議論が進んでいて、例えばUIコンポーネントや色・コントラストといった視覚要素ごとにコメントを整理すると、学習成果がより高まることが示されています。学びを成果につなげるには、自分が意図したポイントを的確に見てもらえる環境を選び、定期的にフィードバックを受けることが大切です。

コミュニティ参加のメリット
スキルアップ
人脈形成
情報収集
モチベーション維持
業界情報とトレンドの共有

大型カンファレンスや実務者Meetupでは、UX×事業戦略、Design System、GenAI活用など、明日から試せるテーマが集中的に扱われます。たとえば「UX DAYS TOKYO 2025」では3/28–30でカンファレンス+ワークショップが編成され、現場直結のセッションが提供されました。こうした“最新知のまとめ取り”は、個人の探索時間を圧縮してくれます。
国内の主要UI/UXデザインコミュニティ
UX DAYS TOKYO
概要:国内最大級のUXカンファレンス。毎年、海外登壇者の知見と実践的ワークショップを組み合わせた構成です。
主な形式:Conference/Workshop(同時通訳や字幕の回もあり)。
参加方法:公式サイトからチケット購入。
向いている人:プロダクトマネジメントとUXの接点を深掘りしたい人、短期間で一次情報を取り込みたい人。
BONO(ボノ)
概要:「プロと学べる」を掲げるUI/UXコミュニティ。動画とコミュニティ運営を組み合わせ、思考過程を可視化→手を動かす→フィードバックまでを一気通貫で学べます。
主な形式:動画教材、ライブ配信、SlackでのQ&A・レビュー、勉強会。
参加方法:公式LPから月額で参加。
向いている人:独学から実務レベルへギャップを埋めたい人、具体的な設計プロセスを“見て盗む”スタイルで伸ばしたい人。背景や設計思想は運営者のnoteが参考になります。
UI Crunch
概要:2014年にDeNA×Goodpatchが発足したUI特化のコミュニティ。公共領域や経営×デザインなど、現場に持ち帰れるテーマが多い場です。
主な形式:トークイベント/パネル/ワークショップ(connpassで告知)。
参加方法:connpassのUI Crunchグループから登録。
向いている人:UIの意思決定やチーム設計のリアルを掴みたい人。発足の背景や初回レポートはGoodpatch公式ブログが参考になります。
デイトラコミュニティ
概要:「デイトラ」受講生向けの会員制コミュニティ。毎月のウェビナー+アーカイブ見放題、営業支援など学習→案件化までの導線が整っています。
主な形式:オンライン勉強会、アーカイブ、自習室など。
参加方法:受講後に月額コミュニティに加入。詳細は公式ページを確認してください。
向いている人:反復学習で成果を積み上げたい人、コミュニティ経由の案件化を狙う人。
JOOiのオフライン勉強会・デザイナー交流会(追記)
概要:JOOiは、オフラインの実践勉強会や交流会を不定期開催しています。テーマはAI×デザインの実務活用、制作フローの最適化など、翌週の業務に直結しやすい内容が中心です。
主な形式:ハンズオン+ネットワーキング、ケース共有。
参加方法:JOOiのご案内や各種告知からお申し込みください。
向いている人:“学び→現場適用”のスピードを上げたい中級〜リードクラス。社内外の実務者と交流しながら、設計の勘所を磨きたい方。
国際的なデザインコミュニティ
CREATIVE TOKYO
概要:東京最大級の国際・バイリンガルコミュニティ。英日両言語でMeetupを開催し、Slackで日常的な交流ができます。
主な形式:Meetup/トーク/求人・プロジェクト掲示。
参加方法:Meetupまたは公式のSlack経由で参加。
向いている人:英語の現場文脈を取り込みつつ、東京で越境人脈を広げたい人。
Designer Hangout
概要:世界規模のUXデザイナー/リサーチャーコミュニティ。23,000+のメンバーがSlackで議論・求人・メンタリングの情報を交換しています。
主な形式:Slack、メンター制度、各種イベント。
参加方法:公式サイトから申請。
向いている人:海外の設計思想やキャリア情報を高速で取り込みたい人。
IxDA(Interaction Design Association)
概要:インタラクションデザインの国際コミュニティ。2024年に米国非営利法人としての活動終了が公式発表されましたが、ローカルグループは継続と明言されています。
主な形式:各地のローカルイベント、オンライン交流。
参加方法:IxDA公式のNewsとLocal Groupsを確認して、地域チャプターに参加。
向いている人:HCI/インタラクションの原典的議論に触れたい人、ローカルの実践コミュニティで学びたい人。
ツール・プラットフォーム別コミュニティ
Friends of Figma
概要:Figma公式のユーザーグループ網。Tokyo(JP/EN)をはじめ各地で勉強会とネットワーキングが定期開催されています。
主な形式:Meetup/ハンズオン/オンライン配信(アーカイブ提供の回もあり)。
参加方法:Friends of Figmaの地域ページから登録。大阪チャプターは2025/01/11の開催実績が公開されています。
向いている人:Design System/FigJam/プロトタイピングのベストプラクティスを実務連動で学びたい人。
STUDIOコミュニティ
概要:国産ノーコード「STUDIO」のユーザーコミュニティ。2023/02/16にSlackからCircleへ移行し、イベントや要望投稿などの導線が整理されました。
主な形式:オンライン/オフラインのイベント、プロダクト要望の共有、Q&A。
参加方法:コミュニティポータルから登録。イベントスケジュールが公開されています。
向いている人:ノーコード実装×UI設計をチームに広げたい人、ユーザー同士の知見交換で運用を磨きたい人。
Adobe Creative Community(ユーザーグループ)
概要:Adobe製品のユーザーグループや日本語コミュニティが、定期的な勉強会やフォーラム運営を行っています(例:Adobe XD User Group Tokyo、Adobe Support Community(日本語))。
主な形式:勉強会(connpass/Facebook)、フォーラムでのQ&A。
参加方法:各ユーザーグループ/公式コミュニティから参加。
向いている人:Photoshop/Illustrator/After Effects/XDなど、製品横断のワークフローを最適化したい人。
コミュニティの選び方と参加基準
自分のレベルと目標の明確化
まず数値KPIを置きます。例:PRD→UIデリバリーのリードタイムを-20%、定性→UI改善サイクルを4週→2週、CVRを+1.0pt。ワークショップ中心の場は反復練習に効き、登壇中心の場は視座の拡張に効きます。過去テーマや登壇者の職域、イベント構成比(LT/Panel/Workshop)をチェックして、KPIとの相性を見極めましょう。
有料・無料コミュニティの比較
無料は参加障壁が低く、まず雰囲気を掴むのに向いています。月額/年額の有料は、レビューの頻度・誰が見るか・アーカイブの利便性・メンタリング有無で価値が大きく変わります。BONOは「動画×コミュニティ」で即実務に転写しやすい構成、デイトラコミュニティは毎月のウェビナーとアーカイブで反復学習を支えます。自分のKPIに対して月あたり何回のアウトプット機会とレビュー接点が確保できるかを計算してみてください。
活動頻度と参加しやすさの評価
参加前に、直近3か月の開催実績/年間回数/参加導線を確認します。Friends of Figmaは各地で定期開催、CREATIVE TOKYOはMeetupとSlackの導線が明快、STUDIOコミュニティはカレンダーで予定を公開しています。更新の“新しさ”は、そのままコミュニティの熱量に直結します。
まとめ
UI/UXデザインのコミュニティは、個人の学習効率とチームの成果を同時に高められる場です。選ぶときは以下を確認すると良いでしょう。
レビューの質と頻度(誰が、どのくらいの粒度でフィードバックしているか)
継続性(最近も開催されているか、過去のアーカイブが残っているか)
形式(ワークショップ、登壇、レビュー体制などKPIに直結する仕組みがあるか)
国内では UX DAYS TOKYO/UI Crunch/デイトラ/JOOiの勉強会、海外や国際系は CREATIVE TOKYO/Designer Hangout/IxDA、ツール軸なら Friends of Figma/STUDIO/Adobeユーザーグループ が入り口としておすすめです。
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UI/UXデザイナーのスキルアップと人脈形成のためデザインに参加できるデザインコミュニティを紹介
投稿日:
2024.01.01
UI/UXデザイナーは、独学だけでは成長が頭打ちになる場面に直面します。そうしたときに役立つのが UI/UXデザインコミュニティ です。コミュニティに参加すると、イベントで最新の知見を取り入れたり、SlackやDiscordで継続的に質問やレビューを受けたりしながら、翌週の業務にすぐ反映できます。このサイクルを毎月のように回すことで、設計の精度やスピードは確実に向上していきます。この記事では、国内・国際・ツール別の代表的なコミュニティを「参加方法」「主な活動形式」「向いている人」の観点で整理しました。
ぜひ最後までご覧ください。
UI/UXデザインコミュニティの重要性と価値
デザイナーの成長における課題
書籍や動画で学ぶだけでは、判断の妥当性を検証する「他者の視点」が不足しがちです。特に中級以上のUI/UXデザイナーは、要件→仮説→検証→改善のサイクルを短く回すために、レビューの設計そのものが欠かせません。レビューの質を高める方法については近年の研究でも議論が進んでいて、例えばUIコンポーネントや色・コントラストといった視覚要素ごとにコメントを整理すると、学習成果がより高まることが示されています。学びを成果につなげるには、自分が意図したポイントを的確に見てもらえる環境を選び、定期的にフィードバックを受けることが大切です。

コミュニティ参加のメリット
スキルアップ
人脈形成
情報収集
モチベーション維持
業界情報とトレンドの共有

大型カンファレンスや実務者Meetupでは、UX×事業戦略、Design System、GenAI活用など、明日から試せるテーマが集中的に扱われます。たとえば「UX DAYS TOKYO 2025」では3/28–30でカンファレンス+ワークショップが編成され、現場直結のセッションが提供されました。こうした“最新知のまとめ取り”は、個人の探索時間を圧縮してくれます。
国内の主要UI/UXデザインコミュニティ
UX DAYS TOKYO
概要:国内最大級のUXカンファレンス。毎年、海外登壇者の知見と実践的ワークショップを組み合わせた構成です。
主な形式:Conference/Workshop(同時通訳や字幕の回もあり)。
参加方法:公式サイトからチケット購入。
向いている人:プロダクトマネジメントとUXの接点を深掘りしたい人、短期間で一次情報を取り込みたい人。
BONO(ボノ)
概要:「プロと学べる」を掲げるUI/UXコミュニティ。動画とコミュニティ運営を組み合わせ、思考過程を可視化→手を動かす→フィードバックまでを一気通貫で学べます。
主な形式:動画教材、ライブ配信、SlackでのQ&A・レビュー、勉強会。
参加方法:公式LPから月額で参加。
向いている人:独学から実務レベルへギャップを埋めたい人、具体的な設計プロセスを“見て盗む”スタイルで伸ばしたい人。背景や設計思想は運営者のnoteが参考になります。
UI Crunch
概要:2014年にDeNA×Goodpatchが発足したUI特化のコミュニティ。公共領域や経営×デザインなど、現場に持ち帰れるテーマが多い場です。
主な形式:トークイベント/パネル/ワークショップ(connpassで告知)。
参加方法:connpassのUI Crunchグループから登録。
向いている人:UIの意思決定やチーム設計のリアルを掴みたい人。発足の背景や初回レポートはGoodpatch公式ブログが参考になります。
デイトラコミュニティ
概要:「デイトラ」受講生向けの会員制コミュニティ。毎月のウェビナー+アーカイブ見放題、営業支援など学習→案件化までの導線が整っています。
主な形式:オンライン勉強会、アーカイブ、自習室など。
参加方法:受講後に月額コミュニティに加入。詳細は公式ページを確認してください。
向いている人:反復学習で成果を積み上げたい人、コミュニティ経由の案件化を狙う人。
JOOiのオフライン勉強会・デザイナー交流会(追記)
概要:JOOiは、オフラインの実践勉強会や交流会を不定期開催しています。テーマはAI×デザインの実務活用、制作フローの最適化など、翌週の業務に直結しやすい内容が中心です。
主な形式:ハンズオン+ネットワーキング、ケース共有。
参加方法:JOOiのご案内や各種告知からお申し込みください。
向いている人:“学び→現場適用”のスピードを上げたい中級〜リードクラス。社内外の実務者と交流しながら、設計の勘所を磨きたい方。
国際的なデザインコミュニティ
CREATIVE TOKYO
概要:東京最大級の国際・バイリンガルコミュニティ。英日両言語でMeetupを開催し、Slackで日常的な交流ができます。
主な形式:Meetup/トーク/求人・プロジェクト掲示。
参加方法:Meetupまたは公式のSlack経由で参加。
向いている人:英語の現場文脈を取り込みつつ、東京で越境人脈を広げたい人。
Designer Hangout
概要:世界規模のUXデザイナー/リサーチャーコミュニティ。23,000+のメンバーがSlackで議論・求人・メンタリングの情報を交換しています。
主な形式:Slack、メンター制度、各種イベント。
参加方法:公式サイトから申請。
向いている人:海外の設計思想やキャリア情報を高速で取り込みたい人。
IxDA(Interaction Design Association)
概要:インタラクションデザインの国際コミュニティ。2024年に米国非営利法人としての活動終了が公式発表されましたが、ローカルグループは継続と明言されています。
主な形式:各地のローカルイベント、オンライン交流。
参加方法:IxDA公式のNewsとLocal Groupsを確認して、地域チャプターに参加。
向いている人:HCI/インタラクションの原典的議論に触れたい人、ローカルの実践コミュニティで学びたい人。
ツール・プラットフォーム別コミュニティ
Friends of Figma
概要:Figma公式のユーザーグループ網。Tokyo(JP/EN)をはじめ各地で勉強会とネットワーキングが定期開催されています。
主な形式:Meetup/ハンズオン/オンライン配信(アーカイブ提供の回もあり)。
参加方法:Friends of Figmaの地域ページから登録。大阪チャプターは2025/01/11の開催実績が公開されています。
向いている人:Design System/FigJam/プロトタイピングのベストプラクティスを実務連動で学びたい人。
STUDIOコミュニティ
概要:国産ノーコード「STUDIO」のユーザーコミュニティ。2023/02/16にSlackからCircleへ移行し、イベントや要望投稿などの導線が整理されました。
主な形式:オンライン/オフラインのイベント、プロダクト要望の共有、Q&A。
参加方法:コミュニティポータルから登録。イベントスケジュールが公開されています。
向いている人:ノーコード実装×UI設計をチームに広げたい人、ユーザー同士の知見交換で運用を磨きたい人。
Adobe Creative Community(ユーザーグループ)
概要:Adobe製品のユーザーグループや日本語コミュニティが、定期的な勉強会やフォーラム運営を行っています(例:Adobe XD User Group Tokyo、Adobe Support Community(日本語))。
主な形式:勉強会(connpass/Facebook)、フォーラムでのQ&A。
参加方法:各ユーザーグループ/公式コミュニティから参加。
向いている人:Photoshop/Illustrator/After Effects/XDなど、製品横断のワークフローを最適化したい人。
コミュニティの選び方と参加基準
自分のレベルと目標の明確化
まず数値KPIを置きます。例:PRD→UIデリバリーのリードタイムを-20%、定性→UI改善サイクルを4週→2週、CVRを+1.0pt。ワークショップ中心の場は反復練習に効き、登壇中心の場は視座の拡張に効きます。過去テーマや登壇者の職域、イベント構成比(LT/Panel/Workshop)をチェックして、KPIとの相性を見極めましょう。
有料・無料コミュニティの比較
無料は参加障壁が低く、まず雰囲気を掴むのに向いています。月額/年額の有料は、レビューの頻度・誰が見るか・アーカイブの利便性・メンタリング有無で価値が大きく変わります。BONOは「動画×コミュニティ」で即実務に転写しやすい構成、デイトラコミュニティは毎月のウェビナーとアーカイブで反復学習を支えます。自分のKPIに対して月あたり何回のアウトプット機会とレビュー接点が確保できるかを計算してみてください。
活動頻度と参加しやすさの評価
参加前に、直近3か月の開催実績/年間回数/参加導線を確認します。Friends of Figmaは各地で定期開催、CREATIVE TOKYOはMeetupとSlackの導線が明快、STUDIOコミュニティはカレンダーで予定を公開しています。更新の“新しさ”は、そのままコミュニティの熱量に直結します。
まとめ
UI/UXデザインのコミュニティは、個人の学習効率とチームの成果を同時に高められる場です。選ぶときは以下を確認すると良いでしょう。
レビューの質と頻度(誰が、どのくらいの粒度でフィードバックしているか)
継続性(最近も開催されているか、過去のアーカイブが残っているか)
形式(ワークショップ、登壇、レビュー体制などKPIに直結する仕組みがあるか)
国内では UX DAYS TOKYO/UI Crunch/デイトラ/JOOiの勉強会、海外や国際系は CREATIVE TOKYO/Designer Hangout/IxDA、ツール軸なら Friends of Figma/STUDIO/Adobeユーザーグループ が入り口としておすすめです。
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