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フリーランスデザイナーの仕事の取り方は?ポイントや注意点を紹介

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フリーランスデザイナーの仕事の取り方は?ポイントや注意点を紹介

フリーランスデザイナーの仕事の取り方は?ポイントや注意点を紹介

投稿日:

2024.01.01

「独立したけれど仕事が取れない」「実績がないと案件に応募できない」──こうした悩みを持つフリーランスデザイナーは少なくありません。スキルはあるのに仕事に結びつかない。その壁を乗り越えるには、営業手段や魅せ方、信頼構築など、デザイン以外の力も必要です。

本記事では、フリーランスデザイナーがどのように仕事を獲得していくかを、経験レベル別・分野別に整理。案件の取り方からトラブル回避法、必要なスキルまで、実践的なヒントを紹介します。

フリーランスのデザイナーとは

フリーランスデザイナーは、企業に属さず、個人としてクライアントと契約し業務を遂行する働き方です。案件ごとの報酬で収入が決まるため、スキルと営業力があれば収入は青天井。一方で、仕事を取る・単価を上げる・継続契約を得るといった「ビジネス力」も求められます。

働き方の自由度は高く、自分の専門領域を活かしてキャリアを設計できますが、その反面、すべての責任を自分で背負うため、セルフマネジメント力も不可欠です。

フリーランスデザイナーの平均年収

年収は、仕事の取り方次第で大きく変わります。クラウドソーシングを主軸にしている場合は200〜300万円程度が平均的ですが、直取引やエージェント経由で月額制の契約を持てば、600万円以上も狙えます。

高単価の案件を獲得するには、「技術」だけでなく「提案力」「信頼性」「制作以外の業務への理解力」が鍵。単価を上げるためには、実績の積み方やクライアントとの関係構築も戦略的に行う必要があります。

フリーランスデザイナーが仕事を獲得する8つのポイント

案件を得るには、スキルだけでなく“どう営業するか”も重要です。自分の得意領域に応じて適切なチャネルを選び、アプローチ方法を工夫することで、実績が少なくても信頼を得られる可能性があります。ここでは8つの代表的な獲得ルートと活用方法を紹介します。

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クラウドソーシングサイトの効果的な活用法

LancersやCrowdWorksなどのクラウドソーシングは、駆け出しの実績作りに向いています。競争は激しいものの、プロフィールを丁寧に整え、提案文で「なぜ自分が最適か」を論理的に伝えることで受注率は上がります。

評価制度があるため、納期順守や丁寧な対応が高評価につながり、次の案件獲得に好影響を与えます。実績が増えれば、価格交渉や直取引への移行も視野に入ります。

デザイナー向けエージェントサービスを使う

中級以上のデザイナーには、JOOiのようなハイスキル特化型エージェントの活用がおすすめです。通過率5%という選考制度により、クライアントは高品質な成果を期待しており、単価も高く、リモート・週2〜3日など柔軟な働き方が可能です。

初回面談時には得意領域や働き方の希望を明確に伝えると、マッチ度の高い案件が紹介されやすくなります。契約や請求の代行サポートがある点も、営業が苦手な人には大きな利点です。

SNSを活用した仕事獲得術

TwitterやInstagramでの発信は、単なる作品紹介にとどまらず、「考え方」や「仕事の進め方」を伝えるツールとして有効です。フォロワーとの対話を通じて信頼関係を築くことで、直接依頼につながるケースもあります。

Instagramではビジュアル統一やテーマ性が鍵。PinterestやLinkedInなども活用すれば、海外クライアントからのオファーも期待できます。SNSを通じて“自分の強み”を可視化することで、自然な集客が可能になります。

ポートフォリオサイトの最適化

ポートフォリオは“営業資料”としての機能が最も重要です。単に作品を並べるのではなく、「目的」「課題」「アプローチ」「成果」をセットで記載すると、信頼感が大きく高まります。

個人サイトに加え、BehanceやDribbbleなどへの掲載もおすすめです。検索からの流入や企業のスカウトも見込めるため、掲載範囲やタグの設計も意識しましょう。スマホ対応や軽快な動作など、ユーザビリティの面でも差がつきます。

クライアントへの直接営業

直接営業は、高単価案件を得やすく、中間マージンも発生しないため、経験者にとっては魅力的な手法です。特にWeb制作会社やスタートアップへのアプローチは、ニーズとマッチすれば即契約につながる可能性があります。

提案時は「貴社サイトの○○に改善余地があると感じたので…」など、相手に合わせた具体的な改善提案を盛り込むと効果的です。実績URLやPDFポートフォリオを添えることで信頼度が高まり、返信率も向上します。

知人や前職からの紹介を得る

知人・前職のつながりから得る案件は、信頼関係がベースになっているため、スムーズに進行しやすく、継続案件にもなりやすいのが特長です。特に初期は紹介経由の案件が“実績”にも“次の紹介”にもつながります。

「こういう案件を探している」と具体的に周囲に伝える、SNSやポートフォリオに「募集中」と記載しておく、などアナウンスの工夫も有効です。紹介元への感謝と丁寧な報告は、リピート紹介の鍵になります。

コミュニティ・勉強会への参加

Slackグループや勉強会、オフラインイベントなど、デザイン系コミュニティには案件情報が集まりやすく、信頼ベースでの仕事紹介も頻繁に発生します。

「学びに行く」姿勢だけでなく、「共有・貢献する」姿勢が重要です。使っているツールの紹介や、制作の工夫を共有することで、頼られる存在として案件の相談が舞い込むこともあります。人との関係構築が、案件獲得以上の価値を生む場合もあるでしょう。

副業から始めるデザイン仕事

いきなりフリーランスになるのが不安な場合は、副業から始めて実績と信頼を築いていくのも非常に有効です。週10〜20時間の案件から始めることで、無理なく経験を積むことができます。

本業があることを前提に納期を調整し、対応可能な範囲を明確に伝えることが信頼構築の第一歩です。副業で始めた関係性が、将来的な長期契約や正社員登用に発展するケースも多く、キャリア戦略のひとつとして活用できます。

未経験・駆け出しデザイナーの仕事の取り方

未経験からフリーランスとして仕事を取るには、着実に「信頼の階段」を登っていく戦略が必要です。スキルや知識はもちろんのこと、“誠実さ”や“行動力”を示すことで、実績ゼロからでも信頼を得ていくことができます。

未経験でも受注できる案件の特徴

駆け出しデザイナーに最適なのは、制作範囲が明確で修正が少ない、いわゆる“ローリスク”な案件です。たとえば以下のようなものがあります。

  • SNS用の投稿画像

  • 単発のバナー制作

  • 名刺やショップカード

  • 簡易なLP(テンプレート利用)

これらの案件では、成果物の「見た目」よりも「納期遵守」「コミュニケーションの丁寧さ」が信頼に直結します。受注後の姿勢が“次の依頼”に繋がることを意識して取り組むのがポイントです。

実績ゼロからのポートフォリオ構築法

実績がない段階では「作ったものを見せる」ことが仕事獲得の第一歩です。そこでおすすめなのが、自主制作(架空案件)や知人支援です。

  • 架空サービスのLPを1枚作る

  • 架空ブランドのロゴ+名刺デザインをセットで作る

  • 友人のイベント用にチラシやバナーを制作する

こうしたアウトプットには、必ず「目的」「ターゲット」「構成意図」などを説明として添えるようにしましょう。見た目だけでなく「考えた痕跡」があることが、相手の安心感に繋がります。

最初の実績を作るための料金設定

駆け出しのうちは、価格で差をつけるのではなく「信頼感」で勝負すべきです。ただし安売りしすぎると、自分の市場価値を下げてしまいます。

たとえばバナー3,000円〜、LP5万円〜といった価格帯から始め、都度「実績構築のため特別価格で対応しています」と伝えておくと、後々の単価交渉がしやすくなります。

また、無料で請け負う場合も「納品物の実績掲載OKか」を確認しておくと、ポートフォリオ活用が可能になります。

スキルアップと実績構築の両立

学習だけではなく、“公開する練習”も同時に行いましょう。

  • UdemyやYouTubeで学ぶ

  • 学んだ内容をベースに模写や応用で作品を作る

  • SNSで公開して反応を見る or コミュニティで添削を受ける

この「インプット→アウトプット→フィードバック」のループが、成長スピードを加速させます。成長過程も含めて見せることで、応援者や初期のクライアントが現れることもあります。

フリーランスデザイナーの案件の種類と単価相場

フリーランスとしてのキャリアを築くには、どのジャンルに注力するかを見極めることが重要です。ここでは代表的なデザイン分野とその単価帯を紹介します。

Webデザイン案件の種類と単価相場

  • LP(ランディングページ):5万〜30万円

  • コーポレートサイト(5〜10P):20万〜80万円

  • ECサイト構築(商品数・機能により変動):30万〜100万円以上

WebデザインではFigmaやXDによる設計スキルに加え、ワイヤーフレームやUI設計ができると単価が上がりやすくなります。

バナー・広告デザインの案件相場

  • Webバナー1枚:3,000〜10,000円

  • SNS広告セット:30,000〜100,000円

広告代理店とつながると、継続案件が発生しやすくなります。スピード対応が重視される分野です。

ロゴ・ブランディングデザインの単価相場

  • ロゴ単体:3万〜30万円

  • ビジュアルアイデンティティ(VI)構築:30万〜100万円

  • ブランドガイドライン設計:50万〜150万円以上

ヒアリング力とコンセプト設計ができると信頼度が大きく変わります。提案時に「言語化力」があると選ばれやすくなります。

UIデザイン・アプリデザインの案件相場

  • WebサービスUI設計:30万〜100万円

  • 管理画面UI:30万〜80万円

  • スマホアプリUI:40万〜150万円

SaaSやスタートアップでの需要が高く、プロトタイピングやUXリサーチ経験があると高単価が狙えます。

イラスト・キャラクターデザインの単価

  • 商用イラスト1点:1万〜10万円

  • キャラクターデザイン:5万〜30万円

  • マスコット・世界観設計:20万〜100万円

SNSやポートフォリオでの作風発信が案件獲得に直結します。著作権や利用範囲の明確化が重要です。

印刷物・グラフィックデザインの案件相場

  • チラシ・フライヤー:2万〜10万円

  • パンフレット(4P〜):10万〜50万円

  • ポスター制作:3万〜15万円

印刷物ではDTPスキルやカラーマネジメントの知識が信頼に繋がります。印刷所との連携経験があると強みになります。

デザイン案件を獲得する際の注意点

フリーランスとして仕事を受ける以上、「受注=スタートライン」です。トラブルを未然に防ぎ、信頼されるデザイナーになるためには、以下の点を必ず押さえておきましょう。

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契約書・発注書の重要性と確認すべき項目

フリーランスにとって最大のリスクは「言った/言わない」問題。口頭やチャットだけで進行するのではなく、契約書や発注書で合意内容を文書化することが重要です。

最低限確認すべき項目は以下の通りです:

  • 業務範囲と成果物(例:構成案の作成は含むか?)

  • 納期と納品形式(例:PDFかaiデータか?)

  • 報酬金額と支払いタイミング

  • 修正対応の回数と条件

  • 著作権と使用範囲(譲渡かライセンス付与か?)

発注書がない場合でも、メールで確認事項を箇条書きで送るなど、履歴を残しておくことで自己防衛が可能です。

クライアントとの認識相違を防ぐコミュニケーション

「もっとオシャレに」「なんか違う」といった曖昧なフィードバックは、期待値のズレから生まれます。

以下の対策が有効です:

  • ワイヤーフレームや構成案を早い段階で共有

  • 参考デザインや競合サイトを提示し、共通認識を持つ

  • 修正回数を契約時に明記(例:2回まで無料)

また、Zoomなどで直接会話することで、トーンや感覚のズレも減らせます。

無理な納期・スケジュールへの対処法

「明日までにお願いします」といった依頼に安易に応じると、体調を崩したり、クオリティ低下を招くリスクがあります。

断り方の例:

  • 「この日程では十分な品質を担保できないため、○日をご提案させてください」

  • 「短納期対応の場合は、特急料金が別途発生しますが、対応は可能です」

クライアントとの関係を損なわず、適正なリソース管理を行うためには、“断る力”も必要です。

著作権・利用権に関する取り決めの重要性

ロゴやイラストなどの成果物には著作権が発生します。無断流用や二次利用を防ぐためにも、契約段階で利用範囲を明示しておきましょう。

確認すべきポイント:

  • 著作権は譲渡か、使用許諾のみか

  • 使用媒体(Web/印刷/広告/TVなど)

  • 実績掲載の可否(NGの場合もある)

条件によっては別料金を設定することで、ビジネスとしての健全性も保たれます。

安易な値引き要求への対応策

「もう少し安くなりませんか?」にそのまま応じてしまうと、「値切れるデザイナー」と認識されてしまいます。

対応例:

  • 「この価格には構成案・修正対応も含まれております」

  • 「バナー3本→2本に変更する形で、ご予算内で調整可能です」

値下げではなく、“調整”で対応するのがポイントです。

要注意クライアントの見極め方

以下のような特徴を持つクライアントには注意しましょう:

  • 初回から極端な値引き要求

  • 指示が曖昧かつ頻繁に変わる

  • 過去に他のデザイナーとトラブルがあったと話す

  • チャットの返信が極端に遅い/早すぎる(深夜対応前提など)

少しでも違和感があれば、無理に引き受けず“断る判断力”を持つことが、フリーランスとしての健全さを守るカギです。

前払い・分割払いの交渉と未払いリスク対策

納品後に音信不通…という最悪の事態を避けるために、「前払い」や「分割払い」の仕組みを取り入れましょう。

おすすめの支払いモデル:

  • 着手時に30〜50%前払い

  • 長期案件なら月ごとの分割請求

  • 納品物の一部を仮納品 → 残金確認後に完全納品

JOOiなどのエージェントを活用することで、契約書の整備や請求のサポートを受けることができ、安心して制作に集中できます。

まとめ

フリーランスデザイナーとして安定したキャリアを築くには、「デザインスキル」だけでなく「仕事を得る力」「信頼される対応力」「継続される提案力」が求められます。

  • 最初の実績はクラウドソーシングや知人支援で構築

  • ポートフォリオには思考プロセスを明示

  • 営業チャネルはSNS、紹介、直営業、エージェントのハイブリッドで活用

  • 案件獲得後も、契約書、納期交渉、著作権管理でトラブル回避

  • 選ばれる存在になるには、丁寧な対応とロジカルな提案が鍵

一つひとつの小さな成功が、自信と信用を積み上げ、やがて理想のキャリアへとつながっていきます。



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