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投稿日:
2024.01.01
企業のブランディングや宣伝活動に欠かせない「グラフィックデザイン」。パンフレットや名刺、ポスター、広告バナー、パッケージデザインなど、多岐にわたる領域で需要があります。なかでも近年、副業としてグラフィックデザイナーの仕事を始める人が増えているのをご存じでしょうか。
本記事では、グラフィックデザイナーの仕事や副業案件の相場、稼げるのかどうか、そして未経験から副業をスタートするための具体的な手順を紹介します。
グラフィックデザインとは?
「グラフィックデザイン」とは、文字やイラスト、写真などの視覚要素を組み合わせ、情報をわかりやすく、魅力的に伝える手法のこと。具体的な制作物としては、以下のようなものが挙げられます。

広告やポスター:駅や街頭、Web広告のバナーなど
雑誌・書籍の装丁:表紙デザインやレイアウト
パッケージデザイン:商品の箱やラベル、袋など
名刺・ロゴ・チラシ:企業や個人のブランディング要素
Webデザインとの違いは、Webが主にデジタル画面上での表示・操作を考慮するのに対して、グラフィックデザインは印刷物や広告物など“紙ベース”の表現が多い点です。しかし近年は、オンライン広告やSNSバナーといったデジタル領域にもグラフィックデザイナーが関わる機会が増え、Webとグラフィックの垣根が曖昧になりつつあります。
グラフィックデザイナーは稼げるのか?
グラフィックデザインの案件相場
グラフィックデザイナーが受注する案件の相場は、デザイン内容や作業範囲、クライアントの規模などによって大きく変動します。たとえば、
DTP(冊子やチラシなどの印刷物)制作:1件あたり数万円~数十万円
名刺やロゴ制作:1件あたり数千円~数万円
パッケージデザイン:1件あたり10万円以上になる場合も
企業の広告代理店や制作プロダクション経由だと、案件単価が比較的高い傾向にありますが、その分納期やクオリティ要求が厳しいという特徴もあります。
グラフィックデザイナーの平均年収
厚生労働省の情報によれば、グラフィックデザイナー全体の平均年収は約350万~500万円程度と言われています。大手企業のインハウスデザイナーや、有名代理店所属のアートディレクターは、さらに高収入を得ているケースも。
一方、副業やフリーランスでは、受注する案件数や単価、作業効率が収入を左右します。稼ぎたい金額や作業時間に応じて、案件選びや専門分野の磨き方を工夫する必要があるでしょう。
副業の場合のグラフィックデザイナーの報酬
副業としてグラフィックデザインを行う場合、報酬は案件ベースでの支払いになることが多いです。具体的には、
ロゴ制作:1点あたり5万~10万円程度
フライヤーやチラシ作成:1案件あたり5万~15万円程度
SNSバナーや広告バナー作成:1枚あたり6,000円~数万円
もちろん、経験やスキルによって報酬額は変動します。副業初心者が低単価でも実績を積み、徐々に単価を上げていくケースが多いでしょう。また、デザインコンペに参加して受注できれば高額報酬を得られる可能性もありますが、コンペ形式は応募数が多く、採用されないリスクもあります。
グラフィックデザイナーの副業を始めるメリットとデメリット
グラフィックデザイナーの副業を始めるメリット
1. 少ない時間で稼ぎやすい
単価の高い案件をうまく受注できれば、短期集中で収入アップが期待できます。
2. 幅広い案件を経験できる
本業では携わらない業界や媒体の制作物にチャレンジすることで、ポートフォリオが充実しキャリアの幅が広がります。
3. 将来の独立・起業にもつながる
副業を通じて取引先との関係を築き、フリーランスや個人事業主として本格的に活動を始めるステップにもなります。
グラフィックデザイナーの副業を始めるデメリット
1. 競合が多い
グラフィックデザイナーを名乗るフリーランスは多く、案件単価が下がりやすい側面があります。自分ならではの強みやデザインスタイルを明確に打ち出す必要があります。
2. 実績次第で単価が変わる
未経験からスタートする際、はじめのうちは実績不足で低単価案件しか受けられないこともあります。地道に実績を重ねる忍耐力が必要です。
3. 印刷物の知識や納品形態を理解する必要がある
DTPの解像度やカラーモード、入稿規定など、Webデザインとは異なる専門知識が不可欠。知識不足が原因でトラブルになる可能性も。
未経験からグラフィックデザイナーの副業を始める手順
「興味はあるが、デザインの専門知識やツールの扱いに自信がない…」という方でも、以下のステップを踏むことで着実に副業としてグラフィックデザインを始められます。
1. デザインの基礎知識を身につける
書籍・YouTube・Webスクールの活用
色彩理論やレイアウト、タイポグラフィの基本から学びましょう。
PhotoshopやIllustrator、InDesignなどツール学習
印刷物を中心に扱う場合はInDesignも習得しておくと案件の幅が広がります。
2. ポートフォリオの充実
架空の案件で実践しよう
チラシやロゴ、名刺などの架空案件を想定し、自作デザインを制作。これらをまとめてポートフォリオサイトやSNSに公開しましょう。
少数でもクオリティ重視
作品の量よりも、クライアントが「この人に頼みたい」と思える品質が大切です。解説文などを添えて制作の意図をアピールすると効果的。
3. 未経験の案件を探す
クラウドソーシングサービス
ランサーズ、クラウドワークス、ココナラなどは、初心者OKの案件が多く掲載されています。
SNSや友人知人の紹介
「デザインできます」とSNSで発信したり、友人に伝えておくと、思わぬ形で案件が舞い込むことがあります。
4. グラフィックデザイナー副業案件を獲得するためのポイント
本業がある場合はスケジュール管理が命
副業とはいえ、納期やクオリティは本業と同等かそれ以上の責任感が求められます。
契約内容の確認を徹底する
報酬や納期、修正回数、著作権の扱いなどを文書で交わしておくと、トラブルを回避しやすいです。
専門性を伸ばす
「飲食店向けメニュー表デザインに強い」「ロゴ制作に特化している」など、自分の強みを確立すると高単価案件につながりやすいです。
グラフィックデザイナー副業案件をよりスムーズにするなら「JOOi」も検討を
ここまで未経験からの副業ステップを紹介してきましたが、さらに高単価で専門性の高い案件を狙いたい、または実務レベルでワンランク上のスキルを身につけたいという方は、当社が運営する「JOOi」をぜひご検討ください。
デザイナーだけでなく、エンジニアやディレクターなど必要なリソースを組み合わせて大規模案件を請け負う体制も整っています。
副業から一歩進んだ高付加価値のデザインワークを経験したい方に、最適な場を提供できるでしょう。
まとめ
グラフィックデザイナーとして副業を始める場合、印刷物や広告バナーなどの案件を受注して実績を積み上げることで、十分な収入アップやキャリア形成が可能です。とはいえ、競合が多い業界であることや、印刷物ならではの専門知識を求められる点など、デメリットや注意点も少なくありません。
まずはデザインの基礎理論やツール操作を学習し、ポートフォリオを充実させる
小規模案件からスタートして、徐々に経験を積み重ねる
本業との両立やスケジュール管理をしっかり行い、質の高いデザインを提供する
そして、さらなる高単価案件・専門性の高い案件に挑戦したい方は、「JOOi」のようなエージェントサービスなどを活用し、ステップアップを目指してみてください。副業で収入を得つつ、自身のスキルとキャリアの可能性を大きく広げるチャンスとなるでしょう。
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