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投稿日:
2024.01.01
コロナ禍によるリモートワークの普及やオンラインビジネスの拡大などを背景に、デザイナーの副業に注目が集まっています。副業をすることで、収入アップだけでなく新たなキャリアの可能性やスキル習得のチャンスを得られるのが魅力です。
本記事では、デザイナーが副業をするメリットや始め方、案件の探し方から注意点までをまとめて解説します。さらに、「JOOi」を運営する視点から、副業デザイナーが押さえるべきポイントを整理していきます。
デザイナーが副業をするメリット
副業で収入アップを目指すデザイナーにとって、実際にどのような恩恵があるのでしょうか。ここでは主なメリットを4つ紹介します。
1. キャリアの可能性が広がる
視野が広がる
副業を通じて、本業では扱わない分野や業界のデザイン案件に携われるため、新たな視点や知識を得られます。
人脈形成につながる
クライアントや他のクリエイターとのつながりが増えれば、将来的なビジネスチャンスも広がります。
転職や独立の布石になる
副業経験で培った実績やポートフォリオが評価されれば、本業を辞めずともフリーランスや別企業への転職がスムーズになります。
2. 仕事を調整できる
自分のキャパシティを見極めやすい
副業なので、基本的には受ける案件数や作業時間を自分でコントロール可能です。無理なく続けることで、 burnout のリスクを軽減できます。
自由度の高い案件選択
本業で経験したいが実現しにくいデザイン表現に、副業で挑戦することも可能。興味がある分野の案件を優先して請け負うなど、柔軟な働き方が可能です。
3. 作業効率が上がる
副業で得たスキルを本業に還元できる
新しいツールやデザイン手法に触れることで、効率的なワークフローを学べます。結果として、本業の作業効率も高まるでしょう。
スケジュール管理能力の向上
副業と本業を両立するために自然と時間管理の意識が高まり、締め切りを守る意識やタスク遂行能力が向上します。
4. デザイナー以外のスキルが身につく
マーケティングや営業スキル
副業では、デザインだけでなくクライアントとの直接的なやり取りが発生する場面が多いです。プレゼンや交渉を通じてビジネススキルが磨かれます。
自己ブランディング
SNSやポートフォリオサイトで自身をアピールするうちに、セルフブランディングや発信力が身につきます。
副業デザイナーの始め方
メリットを踏まえた上で、「いざ副業を始めたい」と思った時の具体的なステップを解説します。
1. 副業する目的を明確にする
収入アップなのか、スキル向上なのか
まずは「副収入をどの程度得たいのか」「どんな案件を経験したいか」といった目的を明確にしましょう。
目標金額や学びたい領域を設定
例:月3万円副収入を得る/UIデザイン案件に挑戦する、など目標を設定すると案件選びや学習計画が立てやすくなります。
2. ポートフォリオを準備する
自分のスキルをアピールするための必須ツール
副業を探す際、まずクライアントは「どんなデザインができる人か」を重視します。実績が少なくても、架空のプロジェクトや練習作品を載せておくと効果的です。
Webサイトやバナーのサンプル作成
WebデザインであればLPやバナー、アイコン、名刺デザインなどのサンプルを複数用意すると、幅広い仕事にアプローチできます。
3. 案件を獲得する
小規模案件から始める
完全未経験の場合は、クラウドソーシングサイトなどで小さめのロゴ制作やバナー制作にチャレンジするのがおすすめ。実績を積むと次の高単価案件へのステップアップがしやすくなります。
営業アプローチを行う
興味を持った企業や案件には、自分から積極的にアピールしましょう。具体的に「こんなデザインができる」「こんな部分を改善できる」と提案できると好印象です。
副業案件や求人の探し方
次に、実際にどこでどのように副業案件を探すのか、代表的な方法を4つ紹介します。

1. クラウドソーシングサイトの活用
メリット
- 案件数が多く初心者でも応募しやすい
- 評価や実績が可視化される
デメリット
- 単価の低い案件も多い
- 競争が激しいことがある
2. フリーランスエージェントの活用
メリット
- 高単価案件が見つかることが多い
- 契約や報酬交渉をエージェントが代行してくれる
デメリット
- 登録条件(実務経験など)が厳しい場合がある
- コミッションや手数料が発生することがある
3. 知人・友人から紹介してもらう
メリット
- 信頼関係があるため契約成立までがスムーズ
- 継続案件や口コミが広がる可能性が高い
デメリット
- 仕事上のトラブルが人間関係に影響しやすい
- あまりにも条件が合わない案件を断りづらい
4. SNS経由で受注
メリット
- TwitterやInstagram、LinkedInなどで作品や実績を公開し、直接依頼を受けられる
- コミュニティを活用すればクリエイター同士の情報交換も可能
デメリット
- 依頼が不定期で安定しにくい
- 事前に契約条件を明確にしないと、トラブルが起きやすい
デザイナーが副業をする上での注意点
副業デザイナーとして活動を始める際には、いくつかのリスクや注意すべき点も押さえておきましょう。

1. 案件の単価
報酬相場を把握しておく
業界や案件内容によって単価は大きく異なります。安すぎる案件ばかり選んでしまうと、自分のスキルを正当に評価されづらくなります。
自分の実績に応じた価格交渉
実績が増えてきたら、提案時に報酬アップを交渉するなど、収入アップを目指しましょう。
2. 本業との両立
労働時間や納期管理に注意
本業に支障をきたさないよう、無理のないスケジュールを組むことが大切です。案件受注前にしっかりと作業時間を試算しましょう。
企業ルールの確認
勤め先に副業規定がある場合、就業規則を確認しておく必要があります。トラブルを避けるためにも、事前チェックは必須です。
3. 契約や税務関連
契約書の取り交わし
口頭やメールのみで契約を済ませると、後々トラブルになりやすいです。納期や報酬、著作権の扱いなどを明確に記載した契約書を交わしましょう。
確定申告が必要になる場合も
副業収入が一定額を超えると、確定申告が必要です。住民税や健康保険料が増える可能性もあるため、早めに制度を把握しておくことが重要です。
まとめ
デザイナーが副業をするメリットとして、収入アップやキャリアの幅を広げるだけでなく、新しいスキルや人脈を得られる可能性が挙げられます。一方で、案件の単価や労働時間、本業との両立、契約書や税務など、注意点も少なくありません。
はじめは小さな案件から実績を積み上げる
ポートフォリオを整備し、自分の強みを明確にアピールする
クラウドソーシングやSNS、エージェントサービスを活用して案件を獲得する
そして、より高度な案件や高単価案件に挑戦したい場合は、当社が運営する「JOOi」をぜひご検討ください。企業と副業デザイナーのマッチングをサポートしています。最新のデザイントレンドに精通したプロが活躍する環境で、あなたの副業キャリアをさらに高めてみませんか。
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