
クリエイティブディレクター
【JOOiお勧めデザイナーインタビュー】理念をビジュアルに落とし込む上流工程のクリエイティブディレクター、Suzukiさん
投稿日:
2025/05/15
本記事では、企業理念やパーパスの上流工程の設計から、デザインツールなどの具体的なアウトプットまでを一貫して手がけるデザイナー、Suzukiさんをご紹介します。
「企業のビジョンや価値観を言語化・可視化したい」
「経営陣とのコミュニケーションをスムーズにしながらブランディングを推進できる人を探している」
「デザイナー組織をより強固に、効率的に構築したい」
そんな思いをお持ちの企業にとって、Suzukiさんは力強いパートナーとなるかと思います!
本記事では以下の構成で、Suzukiさんのキャリア、実績、仕事における価値観や得意領域、さらに今後の展望などをまとめておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
1.キャリア、略歴、現在行なっていること
武蔵野美術大学卒。デザイン会社、制作会社にデザイナー、アートディレクターとして9年間勤務。大手代理店の制作案件から食品・スポーツ・美容などの事業のデザイン案件に携わる。
現在はフリーランスでクリエイティブディレクター、アートディレクター、デザイナーとして活動。外資系化粧品会社の研修イベント企画デザイン、コンサルティング会社のブランディングデザインの請負。マーケティング会社のコミュニケーションデザインディレクションを受託しています。

油絵からスタートした異色のキャリアだと思います。
私は武蔵野美術大学在学時、油絵を専攻していたファインアート出身のデザイナーです。学生時代に友人らと「自分たちの描いた絵をレンタル事業化する」という試みにチャレンジし、企画や営業、デザイン作業などを幅広く経験したことがきっかけで、ビジネスとクリエイティブの両面に興味を抱くようになりました。
卒業後はグラフィックデザイン会社や制作会社に所属。紙媒体のデザインからスタートし、その後、印刷物だけでなくイベントや空間デザイン、Webサイトの制作までに携わりました。その中で、企業のブランディングに必要な「上流工程におけるデザインの重要性」を強く感じるようになりましたね。2016年頃からは、セミナー等で「ブランディング」や「デザインと経営」についての知見を得ました。そこから本格的に「経営とデザインが伴走する形」を模索し、仲間と共に企業理念の策定、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)の言語化などにも取り組み始めました。
現在はクリエイティブディレクターとして、経営者との密なコミュニケーションを通じて経営理念策定からデザインのアウトプットまでトータルにディレクションしています。
2.制作物、実績
ロゴデザイン
企業理念を端的に表すロゴマークを数多く手がけ、抽象度の高い概念を分かりやすく可視化しています。
労働組合ロゴ

物産展ロゴ

イベントロゴ

Webサイト/LP
デザインコンサルティング会社経由での受注を含め、中規模程度のコーポレートサイト等を多数制作しました。
イベントや空間デザイン
企業イベント、企業研修などのブースデザイン、空間演出なども手がけ、オフラインでのユーザー体験を重視したプランニングを実践しました。

守秘義務の都合で具体的事例の公表は難しいものの…コンサルティング会社経由で手がける案件の中には、年商〜50規模の中小〜中堅企業のブランディングプロジェクトも含まれまれています。理念策定やビジョンの再定義から入り、最終的にはロゴやWebサイト、パンフレット、社内コミュニケーションツールまで一気通貫でデザインを行うケースも多々ありますね。

いずれも経営者やコンサルタントとの綿密な対話をベースに、「どのように企業とステークホルダーの関係をデザインで最適化するか」を突き詰めています。
3.得意な対応範囲
基本的に上流部分だとバリューが発揮しやすいと感じています。
以下が具体的な得意領域です。
①上流工程からのブランディング設計
MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)やパーパスの言語化
経営戦略やマーケティング戦略との連動
経営者へのヒアリング・コーチングを通じた深堀り
②一貫性のあるアートディレクション
経営者やチームの想いをビジュアルやコピーに落とし込む
ロゴ・Web・紙媒体など多角的なデザイン展開
③デザイン組織づくりのサポート
プロジェクトごとに必要な人材やリソースのアサインなどの組織デザイン
内外のデザイナーとの協業を円滑に進めるコミュニケーション設計
個々のデザイナーがモチベーション高く力を発揮できる仕組みづくり
4.デザイン業務を行う上で大切にしていること
コーチングの手法を活かした「聞き出す力」を活用するということを大切にしています。
経営者やチームメンバーが内在的に抱えているビジョンやアイデアは、必ずしも言語化されているわけではありません。そこで私はコーチング的アプローチによって、相手の話を深く引き出す姿勢を重視していますね。
「大切にしたいことは何か?」「なぜこの目標を掲げるのか?」といった問いに対し、経営者やメンバー自らの想いや希望が言語化され、建設的なディスカッションが生れるプロセスを心がけています。
一方で、デザインはアウトプットの「美しさ」や「表現力」だけではなく、マーケティング的な有効性との両立が必要だと考えています。3C分析(自社・顧客・競合)などのフレームワークを活用し、デザインの前提となる理論を客観的に検証し、クリエイティブの方向性を定め、ビジネスの成果につながるデザインを追求しています。

5.バリューを最大限に発揮する条件
経営者と同じ目線で考える
企業理念や経営戦略に深く踏み込むことで、「モノを作るだけ」で終わらないクリエイティブを心がけています。
広範なアウトプットに対応
ロゴ、Web、紙媒体、イベント…一気通貫のディレクションができるため、ブランドトーンにブレが生じにくく、中長期的に事業のブランディングに貢献できます。
チームを巻き込むプロジェクト設計
コーチングスキルを取り入れたコミュニケーションによって、社内外デザイナーやステークホルダーと円滑に連携していきます。
6.このようなクライアントにおすすめ
たくさんのクライアントが該当すると思います。
①MVVの言語化やブランドコンセプトが社内浸透していない企業
「企業理念はあるが形骸化している」「社内で経営方針を共有できていない」などの悩みを解消したい方。
②今あるデザインが戦略と噛み合っていないと感じる企業
コンサル会社から得た戦略を本当にビジュアル化できているか不安、アウトプットの質を高めたい方。
③デザイン組織の拡大や社内外デザイナーのマネジメントで困っている企業
複数のクリエイターが動くプロジェクトを円滑に進め、アウトプットの一貫性を保ちたい方。
④中堅以上に成長し、ブランディングを本格化したい企業
年商規模が伸びてきて、いよいよ本格的にブランド価値を構築・発信したいが、手が回らないと感じている企業。
7.まとめ
以上、経営戦略、コーチング、デザイン全てに精通しているSuzukiさんのご紹介記事でした!最後までご覧いただきありがとうございます。
Suzukiさんは経営戦略を理解しつつ、ビジュアルやコピーなどクリエイティブ全般へ落とし込める希少な存在だと思います。
経営者やコンサルとの円滑なコミュニケーションを強みとし、紙媒体・Web・イベント空間など、Suzukiさんは多岐にわたるアウトプット経験を活かして“全体最適”の視点でブランディングを推進していただけます。
また、コーチングの技術やマーケティング思考を駆使し、チームの価値観をまとめあげる手腕も発揮し「形だけの企業理念」ではなく、現場に根ざしたブランディングを実現してくれるはずです。
「ビジョンや理念の上流工程からデザインを見直し、チーム全体の力を最大化したい」「経営者と同じ目線でバリューを創出できるデザイナーを探している」という企業にとって、Suzukiさんは大きな力となるでしょう。
ぜひ、貴社のプロジェクト、プロダクトのパートナーとしてご検討ください。
今回ご紹介したSuzukiさんにデザイン業務のご相談がございましたらお気軽にこちらよりご予約ください。 https://timerex.net/s/ren.nagata_cd33/6a4bef0b
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